インプラント・入れ歯治療
インプラント
しっかりと噛めて、周囲の歯にも負担をかけません
インプラントとは、入れ歯やブリッジのように歯を失った場合に検討される治療方法の一つです。歯を失った部分のあごの骨に人工の歯の根(インプラント体)を埋め込み、上部に人工歯を被せます。
あごの骨を支えにするためしっかりと噛めるほか、隣の歯を支えにしなくてはならない部分入れ歯や、両隣の歯を削って土台を作るブリッジとは違い、周囲の歯に負担をかけない治療法です。
当院のインプラント治療
最も臨床成績の高いインプラントを使用しています
治療は患者さんのプライバシーを考慮し完全個室で行います。治療に使用する器具はすべて滅菌し清潔な環境に保っておりますので、安心して治療をお受けいただけます。
また、当院では連携する麻酔専門医の協力のもと、静脈内鎮静法も行っています。これは静脈に鎮静薬を注入することで意識レベルを低下させるものです。
治療に恐怖感がある患者さんも静脈内鎮静法を行うことでリラックスして治療を受けることができます。
インプラントは、学会でも評判がよく臨床成績の高い「GCインプラント」を採用しています。
インプラント
診療区分:自由診療
標準料金:429,000円(税込) インプラント体+上部構造物(相談・検査料・手術費含む)
※上記の費用は一例です。実際の費用は治療内容により異なります。
治療期間の目安:6か月~(2回法の場合)
- インプラントは外科手術を行う必要があります。
- 外科手術を行うため、神経麻痺や血管の損傷などの可能性があります。
- 健康状態によっては手術を受けられない場合があります。
- インプラント周囲炎に罹患する可能性があります。
治療の流れ
インプラントの手術には1回法と2回法の2つがあります。
当院では安全を考慮し、2回法を採用しています。2回法は1回法と比べより確実で、感染が起こるリスクが低くなるメリットがあります。
1.問診
歯を失った理由やお口の状態には個人差があります。
患者さんお一人おひとりに丁寧なカウンセリングを行います。
2.診査
問診で得られた情報に加え、デジタルレントゲンや口腔内写真を撮影しながら、総合的に患者さんの口の中の状態を把握します。当院では精密で安全な治療を行うためにインプラント埋入解析ソフトを導入し、綿密にシミュレーションを行っています。
3.治療内容の検討とご説明
患者さんのご要望を踏まえて、その方に合った治療内容を検討し、費用面などを含めてわかりやすくご説明します。気になる点やご不安なことがあればご遠慮なくお尋ねください。
4.インプラント埋入手術(1次手術)
治療計画に基づき、インプラントの埋入手術を行います。手術終了後は術後の注意事項などをご説明し、1次手術は終了です。入院の必要はなく、その日のうちにご帰宅いただけます。
必要に応じて定期健診を行い、インプラントと骨が結合するまで、3ヵ月から半年ほど待ちます。
5.人工歯の装着(2次手術)
インプラントと骨がしっかりと結合したことを確認したら、歯肉を開いて、人工歯の装着に必要な部品を取り付けます。手術で開いた歯肉が回復するまでの1~6週間は、仮歯で噛み合わせを調整しながら待ちます。
歯肉が治った時点で人工歯を作製してインプラントに装着します。
人工歯は耐久性に優れ、天然の歯と見分けがつかないくらい審美性に優れた素材を使用しています。
メインテナンスで健康なお口を維持しましょう
インプラントはむし歯にはなりませんが、細菌感染には弱く、天然歯のような防御機能もありません。
歯周病菌に感染すると歯ぐきが腫れ、インプラント周囲炎をおこします。
症状が進行するとインプラントを支えている歯槽骨が下がり、インプラントが抜け落ちてしまいます。
インプラント治療後はご自分の歯以上の丁寧なセルフケアが必要になります。
正しいホームケアを行うとともに、定期的なメインテナンスにお越しください。
他院で骨の量が足りないと言われた方へ
歯を失って時間が経つと、噛む力が顎の骨にかからないために骨が痩せていき、骨量が足りなくなるケースがあります。また患者さまの中には、元々顎骨が薄い方もいらっしゃいます。
そうした患者さまの場合でも、骨造成を行うことでインプラント手術が可能です。
GBR
歯を支えている歯槽骨や、顎骨の組織増大を促す治療です。
歯肉を切開し、メンブレンと呼ばれる骨再生を促す特殊な膜を対象部に入れて、経過観察を行います。
骨再生には一般的に4~6か月程度かかります。
GBR
診療区分:自由診療
標準料金:1箇所 110,000円(税込)
- GBRは外科手術を行う必要があります。
- 健康状態によっては手術を受けられない場合があります。
ソケットリフト
上顎臼歯部の上には、上顎洞と呼ばれる空間があります。
上顎の骨から上顎洞までの距離が短い場合、インプラントを埋入することができません。
そのため、専用器具を使用して、上顎洞の粘膜を上部に押し上げて隙間を作り、骨の元となる材料を埋入します。
骨量を増やすことができるため、上顎洞を傷つけることなく、インプラント手術を行なえます。
ソケットリフト
診療区分:自由診療
標準料金:88,000円(税込)
- ソケットリフトは外科手術を行う必要があります。
- 健康状態によっては手術を受けられない場合があります。
よくある質問
インプラントで患者さんからよくいただくお問合わせをまとめました。
ご参照いただければと思います。下記以外の質問などありましたらお電話でお気軽にお問合わせ下さい。
Q入れ歯やブリッジとの違いは何でしょう?
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Aインプラントでは人体との適合性が高いチタンという素材が用いられます。チタン製の人工歯根は生体の一部と認識されて、歯槽骨としっかり結合します。そのため噛む力は天然歯の約80%まで回復するといわれ、硬いものを噛むことができます。入れ歯のように、ガタつきが出たり、食べにくかったりといったこともなく、またブリッジのように隣接する健康な歯を削るなどの負担をかけないで済む上に、手入れが簡単、一本から全歯まで対応できる、などのメリットもあります。 健康保険適応外の自由診療なので、高額となりますが、自分本来の歯で噛んでいたときと同様な感覚が得られるので充分満足のできる処置法だと思われます。
Qインプラントには年齢制限などはないのでしょうか?
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A年齢的には顎の骨が完成する16歳くらいから、健康体の方であれば基本的に 施術が可能です。ただし、高血圧や糖尿病などの全身疾患をお持ちの方や 妊婦中の方、また体質的な適性により一部の方で治療ができない場合が ありますので、一度、医師に相談してみる必要があるでしょう。
Qインプラントを行うための条件は?
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Aインプラントの治療は、基本的には骨や歯周組織などの土台がなければ行うことができません。歯周組織が歯周病などによって著しく損なわれている場合、歯を支える骨が吸収されてしまっていることが考えられます。そして、一度吸収されてしまった骨は残念ながら元のようには回復しません。
Q骨の再生はどのような方法で行われるのでしょうか?
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A「骨再生誘導法 (GBR法)」というテクニックを用いて、少なくなってしまった骨を再生することができます。基本的には、骨が不足している部分に遮断膜を設置して骨を作るスペースを確保し、骨の再生を促す方法です。 下顎と上顎とでは少し術式が異なり、下顎の場合は、骨の不足している部分に自家骨や人工骨を用いて、その部位の上に膜を設置して骨を再生させていきます。 上顎の場合は、解剖学的問題から、下顎の方法に加え、上顎洞に骨を押し上げるソケットリフト法や、骨を移植して増やすサイナスリフト法が必要になる場合もあります。しかし、いずれの場合にも骨の再生量には限界があります。
Qインプラント手術の流れについて教えてください。
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A基本的な流れは、検査・カウンセリングで緻密な治療計画を作成し、人工歯根(インプラント体)の埋め込み手術を行います。検査は、レントゲンやCTにより、口腔内の状況、骨の量などが確認されます。また、手術が可能かどうかを診るため、全身的な健康状態の確認も必要となります。手術自体は局部麻酔を使い30分~1時間で済む日帰り手術です。
Q手術後に気をつけるべきことはありますか?
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A手術当日は、なるべく安静に過ごし、1週間程度は食事も硬いものは控えて下さい。通常、手術後には鎮痛剤と抗生物質が処方されます。薬をきちんと服用し、患部を清潔にしておけば、特に問題が起きることはないでしょう。
Q治療は安全ですか?腫れや痛みの心配は?
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A安全で確実な治療のために、術前検査(CT、3D画像など)が行われます。これによりインプラントの種類や 手術方法、骨移動の必要性などがチェックされます。 手術中は局部麻酔により痛みを感じることはありません。 術後の痛みや腫れは出ますが、処方される鎮痛剤の服用で、すぐにおさまってしまうことがほとんどのようです。インプラント治療の難易度は抜歯と同様とお考えください。
Qインプラントの寿命はありますか?虫歯や歯周病のリスクはありますか?
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A約40年前に最初に行われたインプラントが現在も機能しているといわれています。インプラントの寿命については、生活習慣などが影響するため、個人差があります。人工歯根・人工歯自体は虫歯になりませんが、手入れを怠ると天然歯と同様に歯周病になる可能性はあります。天然歯と同様に、しっかりした歯磨きや、定期的な検診、歯周病のケアをきちんと行うことで、インプラントは長期的に使用することが可能です。
入れ歯
合わない入れ歯の調整からいたします
いまお使いの入れ歯が合わなかったり、うまく噛めない、痛みがあるという方は、入れ歯の調整から行いますのでお気軽にご相談ください。
当院では保険適用の入れ歯に加え、自由診療での義歯にも対応しております。
患者さんのお口の状態を詳しくお調べし、しっかりと噛めて美味しく食事を楽しむために、より良い材質による丈夫な入れ歯をご提案してまいります。
金属床(総義歯)
通常、厚いプラスチックで作られる義歯床(入れ歯を支える部分)が、金属になっている入れ歯です。熱伝導に優れているため、食べ物の温度を感じることができます。義歯床が薄いため、装着したときの違和感がない、口の中が広く感じる、強度が維持できるなどのメリットがあります。
- 審美性
- ★★★☆☆
- 親和性
- ★★★★☆
- 耐久性
- ★★★★☆
自由診療
費用:385,000円(税込)